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2018.07.03

大腸がんの疑いがある場合の痛みなどの症状は?初期と進行後の違い

今回は大腸がんについて紹介したいと思います。近年、大腸がんの患者数は増加傾向にあり、テレビ番組などでも特集されることが増えてきました。大腸がんは比較的治りやすい癌と言われていますが、反面、早期発見が難しい病気でもあります。

大腸がんは見つかりにくい病気

大腸がんの患者数は1980年代に比べ、5倍にも増えたと言われており近年では肺がんや胃がんを超える勢いで増加しています。増加理由としては、食生活・ライフスタイルの欧米化、そして高齢化が進行したことだと考えられています。大腸がんは年齢が高くなるにつれ罹患率が高くなる病気です。
大腸がんがなぜ見つかりにくい病気かというと、特有の症状がないからです。
後ほどご紹介しますが、症状に気づいた頃にはある程度がんが進行しているケースが多いため、定期的な検査で早期発見をすることが大切となります。

大腸がんとはどんな病気か

大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生する癌で、腺腫という良性のポリープが癌化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。

どんな症状が見られるか

先ほど述べたように、初期の大腸がんに主な症状はありません。
症状が出る場合は以下のような症状がありますので、注意しておくことが大切です。

・血便
・下血(腸からの出血により赤または赤黒い便が出る、便の表面に血液が付着する)
・下痢と便秘の繰り返し
・便が細い
・便が残る感じ
・おなかが張る
・腹痛
・貧血
・体重減少 など

癌が進行すると、以下のような症状も出る場合があります。

・慢性的な出血による貧血
・腸が狭くなることによる便秘や下痢
・おなかが張る
・腸閉塞となり便が出なくなる
・腹痛
・嘔吐 など

このように大腸がんは気づかないうちに発生して進行している癌ですので、痛みなどの症状がないからと安心してはいけません。定期的に検査を行って腸の健康状態をチェックされてください。