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2019.01.06

食道・胃静脈瘤が破裂するとどうなる?治療方法などを紹介

前回ご紹介した食道・胃静脈瘤について、今回は静脈瘤が悪化した場合のお話と治療方法などについて紹介したいと思います。

悪化するとどうなる?

食道・胃静脈瘤は固いものを食べるなどのわずかな刺激でも傷つき、出血を起こす場合があります。静脈瘤が破裂し出血した場合は出血量が多く、命に関わる危険な状況になることもあります。
よって、早期に静脈瘤を発見し、出血が起きないように予防・治療していくことが望ましいと言えます。

静脈瘤を見つけるための検査は?

一般的には内視鏡検査と造影検査があります。造影検査の場合は、静脈瘤の有無はわかりますが、色や形態などの詳しい情報を取得することが難しいため、内視鏡検査の方が優れていると考えられます。
静脈瘤が確認された場合、内視鏡検査で進行の状況が確認できます。
主な原因である肝硬変の方は、定期的に検査を受けることをおすすめしています。

治療方法は?

静脈瘤が確認された場合は、内視鏡による治療が一般的です。
硬化療法といい、内視鏡で静脈瘤を確認しながら硬化剤を注入し静脈瘤を固めてしまう方法と、Oリングという輪ゴムのようなものを内視鏡に装着し、静脈瘤を縛り血流を止める方法があります。

その他にも放射線治療、手術療法、薬物療法などの選択肢があります。